私の中国留学体験記その1 – 概要

私の中国留学体験について書こうと思います。

実は今までにもホームページでも何度か書いたり削除したりを繰り返していたのですが、10年ほど前の情報でも何かの役に立ちそうなので、ここにもう一度アップしておきます。元の文章はいつ頃書いたか不明ですが、再度読みやすいように加筆・修正しました。

私は2004年9月から2005年7月の間、中国江蘇省蘇州市にある蘇州大学へ語学留学していました。留学当時はブログも何もやっておらず、リアルタイムな状況を文章として残してありません。なので、回想録として前サイトで書いた記録をもとに、このコラムコーナーのために再度書き直したものをここにアップします。

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中国留学体験

それではまず、私の中国留学経験の概要から述べます。

私が中国へ留学したのは25歳の頃です。情報はインターネット上で全て集めることができました。大学から直接資料を取り寄せて願書を送り、2004年8月末に中国へ渡りました。中国の大学へ留学するにあたっては、いくつかの学籍に分かれます。中国語だけを習う漢語学習生、大学の正規の学部課程に通う本科生、大学院の修士課程に通う碩士生、博士課程に在籍する博士生、正規課程以外の授業に出たり研究指導を受けたりする研究生の学籍があります。

日本語解説
汉语进修生漢語学習生中国語の学習を目的とした学生。
本科生正規の学部課程の学生中国人と同じく大学の正規課程に在籍し、学士号・修士号・博士号の取得を目指す課程に在籍する学生。
硕士生正規の修士課程学生
博士生正規の博士課程学生
研究生訪問研究生学士号・修士号・博士号の取得を目的としない訪問研究コースに在籍する学生

私は中国語の習得が目的でしたので、漢語学習生を選びました。一緒に学習に励んだ他の留学生たちもほとんどが漢語学習生でした。中には10代で最初から正規の学部課程の卒業を目指すような強者も来ていましたが、漢語学習生が留学生の9割ほどを占めていました。また留学生は10代・20代の若者だけでなく、30代から40代まで幅広い年齢層の方がいました。

中国の大学へ漢語学習生として留学することはとても簡単です。例えば蘇州大学の漢語学習生の入学資格は、「18歳から60歳まで、健康で中国語の学習に興味のある者」です。入学試験もなく、学費さえ納入すればほとんどの人が入学できます。そして学習期間についても比較的緩いです。だいたい6ヶ月の半期を単位としていて、卒業なども特にないので、どのくらい在籍するかは比較的自由です。

中国の学期

中国の学期は1年が2学期に分かれます。第1学期が9月~翌1月、第2学期が2月頃~7月です。第1学期と第2学期の間には冬休みが、第2学期と次の第1学期の間には夏休みがあります。

日本と中国の学期

おおざっぱなイメージはだいたい上記図のようになりますが、春節(旧正月)の日程が毎年違うので、第1学期と第2学期の間は毎年変わります。このあたりは毎年スケジュールを確認しなければならないので、注意が必要です。

また、半期ごとに学生の受け入れやクラス分けのテストをやっているので、第1学期からでも第2学期からでも入学は可能です。

入学時のレベル分けと教授法

申し込み時にクラス分けの中国語レベル判別テストがありますが、たとえ0点でも入門クラスに配置されるだけのことで、落とされることはありません。このあたりは心配要りません。私はクラス分けテストの結果、ゼロから始める入門クラスの2つ上のクラスから学習を開始することになりました。

中国語を全く学んだことのない方も、ゼロから学び始めることもできます。全く中国語を学んだことがない学生に対し、先生が中国語で中国語を教えます。これはいわゆる「直接法」という外国語の教授法で、学生が外国語の文法法則を帰納的に理解する方法です。この教授法については研究も進んでおり、日本に日本語を学びに来る外国人に対してもこのような教授法が採用されることが多いです。「中国語を全く学んだことがないんだけど、そんな状態で中国に語学留学しても大丈夫かな?」と悩む必要はありません。

もちろん、初級以上の方も中国語で中国語を習うことになります。慣れないと少し抵抗あるかもしれませんが、慣れるとスイスイと頭に入ってきます。

中国って方言があるんじゃないの?

中国は各地域に方言があります。しかし、漢語学習生として学校で学ぶのは中国語の標準語である普通話です。街中へ行くと普通話以外の方言が話されているのが耳に入ってきますが、基本的に普通話は中国のどこへ行っても通じます。

もし方言の影響が気になるようであれば、その都市に中国各省からどのくらいの人々が集まってきているかを調べると良いかもしれません。蘇州も蘇州語と普通話の差はかなり大きいですが、学生・教師ともにみな普通話をしゃべっていました。その上、世界各地の企業が進出してきており、それに合わせて中国各省の優秀な人材が集まってきています。もちろん各々が自分の出身地の言葉でしゃべったらコミュニケーションが成り立たないため、みな必然的に普通話を使わなくてはならなくなります。た街中では年配の方などは方言しか話せないということもありましたが、まぁ現在は少なくなってきていますので、よほどのことがない限り大丈夫でしょう。もちろん、先生の発音はキレイなので心配する必要はありません。

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