農村部(磁県)から市街地(邯鄲市内)への帰り方とG107国道

先日の記事(→邯鄲から蘭陵王墓を訪問|行き方と現在の様子)では、河北省邯鄲の近く、磁県にある蘭陵王墓へ行ったことを紹介した。磁県は郊外のいわゆる農村である。今回はこの農村部から市街地への帰り方と帰る際に通ったG107国道について書いてみたい。

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農村部から市街地への帰り方

市街地ではバスターミナルや駅がはっきりとしているのだが、農村部では何もないところがバス停になっていることが多い。よって、農村からの帰り方は、ずばり来るときに降りた場所で待つが定石であろう。

実際、市街地からのバスなどは幹線道路を走って行くことが多いので、乗降する場所はだいたい幹線道路沿いになるはずだ。幹線道路沿いにいれば、なんらかの交通手段をつかまえることができるだろう。

今回、私は蘭陵王墓を見終わって磁県から邯鄲市内へ戻る際に、とりあえず幹線道路(G107国道)沿いに出てみた。すると、目の前に北朝皇陵文化宮という立派な門が目に入ってきた。

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これは見てかなきゃいけないなと思い、中に入ってみた。

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しかしながら中には誰もいず、ゴミも散らかっており、廃墟のようであった。どうも観光地化しようとして失敗したような施設らしい。一瞥しただけで早々に退散した。

北朝皇陵文化宮を出てG107国道沿いへ引き返そうとした。すると、バスが停車しているのが遠目に見えた。「おっ、バスが来てる!けど間に合うか!?」と思った瞬間にバスが出発してしまった。

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変な施設を見ていたばっかりにちょうど来たバスを逃してしまったのだ。途方に暮れて国道沿いにたたずむ。バスの来る方向であろう左(南)側はこんな感じであった。座り込んでこの景色をしばし眺める。

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邯鄲の市街地のある右(北)側はこんな感じだ。奥に見えるアーチ型の看板は蘭陵王墓のある劉荘村入口だ。

5分くらいたたずんだであろうか。道行く人が声をかけてくる。電動バイクのバイタクや普通のタクシー。「你去哪里呀?(あんたどこ行くんだい?)」と尋ねてくるので、どうやらこれらに乗っていけば邯鄲には行けそうである。さすがに来る時にバスで1時間ほどかかった距離を電動バイクでは無理だろうなと思って、タクシーに「到邯郸,多少钱?(邯鄲までだ、いくらだい?)」と聞いてみる。するとタクシーの運転手がニコニコ笑顔で「二十!(20!)」というので即決した。

運転手は肝っ玉母さんみたいな太った女性であったが、明るく、よくケラケラ笑う人であった。途中の磁県中心部あたりでも道路沿いに立つ人に声をかけていたが、結局乗ったのは私1人だけだった。

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50分ほどの乗車で邯鄲火車駅へ到着。20元を支払ってタクシーを降りた。バスで9元かかる道程をタクシーで20元とは格安だ。中国ではだいたいバス料金の10倍くらいがタクシー料金と同等と見て間違いない。今回はかなりお得な移動であった。

G107国道

今回の移動でメインの道となったG107国道は、邯鄲と磁県を結ぶ幹線道路である。

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最初に蘭陵王墓へ行くために地図アプリを頼りにバスを降りた場所、そこがちょっと間違った場所だったのでこのG107国道をとぼとぼと歩くハメになったのだが、歩いていて「G107国道ってどっかで聞いたことあるな」と思い出してきた。

そう、私は深センに5年ほど住んでいたのだが、その頃にもG107国道を通っていたのだ。

調べてみると、このG107国道は北京と深センを結ぶ中国縦断道路ということがわかった。起点は北京。河北省の石家荘~邯鄲を通り、河南省は鄭州~許昌を通る。湖北省へ入り武漢~赤壁を経て湖南省の長沙へ。さらに南下し、広東省の広州~深センへと至る。G107国道は中国の南北を貫通する大動脈とも言える道だ。

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「この道が南の広東省までつながっているのか、よくあの道通ったなぁ」と思うと感慨深かった。

農村からの帰り方とG107国道関連用語

それでは農村からの帰り方とG107国道に関連する中国語を見ておこう。

到邯郸
Dào Hándān
邯鄲まで
移動する際に必須の表現。の後に地名を入れる。タクシーなどに行き先を告げる時に使える。
多少钱?
Duōshǎo qián?
いくら?
価格を聞く表現。
打车
dǎ//chē
車(バス・タクシーなど)に乗る
自分の車ではない乗り物にお金を払って乗る行為を指す。
107国道
幺零七国道107 Guódào
G107国道
北京~深センをつなぐ国道。Guódàoから「G」が頭につく。

以上、農村からの帰り方とG107国道のお話でした!

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