中国五台山のお寺めぐりその6(清涼寺・金閣寺・獅子窩)

今回は五台山観光2日目(2016年5月6日)に訪問した6軒のお寺のうち、霊境寺の後に行った3軒のお寺についての記事です。

この3つについても全て宿の主人の車をチャーターして移動した。上記3つのお寺について写真を中心にご紹介しよう。

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清涼寺

霊境寺への参拝を終え、五台山の中心部へと戻る。その途中、風景名勝区外にいくつか有名な寺院があるので、そこへ行くこととした。まず最初に行ったのは清涼寺(中国語:清涼寺 Qīngliángsì)である。

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清涼寺は5世紀の北魏孝文帝の時代に創建され、清代には順治帝が出家した場所といわれている。

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ここ、清涼寺には清涼石という石がある。伝説によると、五台山はもともと干ばつや酷暑といった住みにくい気候であった。しかし文殊菩薩が龍王よりこの清涼石をもらい受けて五台山へもってくると、五台山は今のような清涼な気候となったとのことである。

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左右には僧侶の住む居室もある。

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古いお寺だったのだが、残念ながら文革期に清涼石以外の建物は全壊させられたそうだ。現在の建物は全て80年代以降に建てられたものである。奥の方はまだ建物を建設中であった。今なお復興途上にあると見ていいだろう。

金閣寺

次に行ったのは金閣寺(中国語:金阁寺 Jīngésì)だ。

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中に入ると大悲閣殿の前には放し飼いの犬が何匹かいた。

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金閣寺は唐代767年に創建された。創建時は銅製の瓦と金箔による装飾で金閣寺と名付けられたそうだ。霊境寺で没した日本人僧・霊仙三蔵もこの寺院で修行したことがある。

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敷地は広く、数多くの建物もあったのだが、参拝客もほとんどおらず、不思議なことに人の気配がしなかった。

獅子窩

次に行ったのは獅子窩(中国語:狮子窝 Shīziwō)だ。

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獅子窩は西台頂へのぼる道の途中にある。また舗装されてない道へ入り、どんどん山を登った。

実は獅子窩へ来るのに、宿の主人はあまり乗り気ではなかった。私が「獅子窩へ行きたい」と告げると、宿の主人は「やめた方がいい」と言うのだ。そう言われると更に行きたくなるのが人のさがである(笑)。意地でも行ってもらった。到着すると宿の主人の言いたいことはよくわかった。敷地内の地面は整地中、建物は建設中、しかも工程は全く進んでおらず誰も稼働していないという有様だったのだ。まさに荒れ放題といった感のある場所だ。

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到着後、とりあえず本堂らしき建物の中に入る。するとにこやかな僧が1人いたので、いろいろと話をする。どうも中国の和尚さんは男女問わずおしゃべり好きのようだ。ここで話した僧は、以前は霊境寺に滞在していたそうだ。この建物での参拝を終えてもにこやかに見送ってくれた。

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獅子窩は別名を大護国文殊寺(中国語:大护国文殊寺 Dà Hùguó Wénshū sì)という。明代に創建された。伝説によると、文殊菩薩が獅子にまたがり仏国(インド)より中国へやってきた。その途中、五台山へ来たところで獅子が吠えだした。そこで文殊菩薩はこの五台山こそ弘法(ぐほう)の地であると悟ったとのことである。その獅子が吠えだした場所がこの獅子窩だというのだ。現在は明の万暦帝時代に建てられたという万佛宝塔で有名である。

そしてこの塔の中には入れるようになっている。最下部に小さな部屋がしつらえてあるのだ。鍵がかかっていたが、近くにいた尼僧が開けてくれた。しかしこの尼僧は部屋の中で「ここで燈に火をともすといい、500元だ」と言い出す。自分で燈を買ってくれば10元で済むので、さすがに500元は高すぎなので断った。ちょうどお昼の時間で、尼僧は「食事を用意してあるけども食べていくかい?」とも言ってきた。燈で500元を要求してきたぐらいなのでお昼ご飯でいくら要求されるかわからない。最初は宿の主人も「ここで食べていこう」と言っていたが、燈が500元と言いだしたあたりで怪しくなってきたせいか「やめとこう」と言ってその場を後にした。

後で宿の主人に「500元は妥当なのかい?高過ぎでは?」と聞いてみた。彼の答えは「気持ちだから払いたい金額だけ払えばいい、払いたくなければ払わなければいい」と。なるほど、そりゃ日本のお賽銭も同じだ。

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近くに大きな石を積み上げて獅子に似せたものがあった。近づいてみると「獅子洞」との石碑があり、中に空洞があって通れるようになっていた。確かに獅子といわれてみれば獅子なのだが、周りには石材が散乱などしており、なんとも微妙な空間であった。

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広い敷地内はほとんどが工事中であったが、平日にも関わらず誰も働いてなかったのが気になった。石積みの獅子や置いてある石材などを見ていると、数年後にはもしかしたら立派なお獅子テーマパークになっているかもしれないと思った。

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帰り道には白ギツネを見かけたので、車の窓を開けて写真に撮った。観光客が食べ物をやるので、このあたりのキツネは人なつっこいそうである。

清涼寺・金閣寺・獅子窩関連用語

それでは清涼寺・金閣寺・獅子窩に関連する中国語を見ておこう。

清凉寺
Qīngliáng sì
清涼寺
北魏孝文帝の時代(5世紀)に創建された寺院。五台山の気候を変えたと伝わる清涼石がある。
金阁寺
Jīngé sì
金閣寺
唐代767年に創建された寺院。霊仙三蔵もここで修行したと伝わる。
狮子窝
Shīzi wō
獅子窩
明代の創建。伝説によると文殊菩薩のまたがる獅子がここで吠えだし、その影響で文殊菩薩が五台山に居をかまえるようになったと伝わる。
大护国文殊寺
Dà Hùguó Wénshū sì
大護国文殊寺
獅子窩の別名。
狐狸
húli
キツネ
単に狐 húともいう。

以上、五台山のお寺めぐりその6(清涼寺・金閣寺・獅子窩)でした!

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