華北旅行の独り飯

今回で華北旅行の記事は最終回。最後にまとめて旅行中に食べたものをご紹介。

中華料理の醍醐味は大人数でいろんな料理をみんなでつまんで食べることだろう。しかしながら一人旅だとそうはいかない。少しばかり寂しい独り飯になってしまうものだ。

ちなみに私はあまりグルメではないので、旅行中は腹の足しになればなんでもいいという心持ちでいる。そんな旅行の中でも「これはおいしい」とか「あれはまずい」とかあったり、その地域の名物を食してみたりといろいろとあるわけだ。とりあえず旅行中に印象に残った料理についてつらつらと書いてみたい。

地域ごとにわけていくつかご紹介する。出てくる単語の発音は最後にピンイン付きで掲載しておいた。

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北京で食べた独り飯

北京料理とメジャーどこでは北京ダックなのかもしれないけど、なかなか一人では食べづらいかもしれない。そこで、北京で1人でも気軽に食べれそうなものといえば老北京炸酱面。初日に泊まった宿の主人に「この近くで最もうまい炸酱面はどこだ?」と聞いてみた。すると「そりゃおまえ、护国寺小吃炸酱面がいちばんだよ」というので、その店へ行ってみた。

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なぜかこんなヘタクソな写真しか残ってなかったが(笑)、店の入り口はこんな感じ。地元北京の人々がわんさと入っていた。

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まず炸酱面を頼み、サンドイッチみたいなのが目に入ったのでそれも指さして注文した。ほとんど待たずにすぐに出てきた。カウンターで注文して自分で席に持って行くセルフサービス式だった。これは混ぜる前の写真。店によってはもっと高級な盛り付け方をしているところもあるだろうが、ここは大衆食堂だ。簡単に野菜・タレ・麺が1つの碗につっこまれている。

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混ぜるとこんな感じになる。ちょっと味が薄い気もしたが、それなりにおいしかった。炸酱面13元+サンドイッチみたいなの5.5元。このサンドイッチみたいなのは肉とパクチーが挟まれていて、いささかパサパサしていたがまぁまぁの味。

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次は沙县小吃というチェーン店の红烧牛肉面だ。これで15元。この沙县小吃も謎な店で、中国全土に店がある。沙县は福建省にある街の名前だ。福建料理は日本人の口にもよく合うので、このチェーンで食べるものはまずハズレはない。ただ、店により衛生状態がピンキリであることには注意した方がよいだろう。この店はわりときれいで、しかもこの麺はこの旅行中で食べた中で最もうまかった。

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これは韭菜炒肉盖饭。ニラと肉の炒め物をご飯にぶっかけたものだ。これで15元。盖饭または盖浇饭は、いわゆるぶっかけ飯で、様々なおかずをご飯と一緒に出してくれる料理だ。一人旅の強い味方となるので、この単語は覚えておくとよいだろう。

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八達嶺の万里の頂上に行ったときに食べたキュウリ。これで1元。中国ではおやつ代わりにキュウリを食べるのだ。この写真はひとくちかじってしまった後のものである(笑)。

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深センにいたころ、吉野家のカレーがとてもおいしくてよく食べに行っていた。北京でも吉野家を見かけたので、「よし、ここでカレー食べてこう」と思ってカツカレーを頼んでみた。ところが、これは正直いってぜんぜんおいしくなかった。中国では同じ吉野家といえど、同じメニューを出しているわけではないようだ。

河北省で食べた独り飯

次は河北省の石家荘や邯鄲で食べた料理をご紹介。

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石家荘に着いてまもなく。歩き疲れてしょうがなかったのでマックへ。マックの品質・味は中国全土で共通のようだ。ビックマックはまぁビックマックである(笑)。

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これは珍珠奶茶、9元。いわゆるタピオカミルクティーだ。ホット、アイスと選べる。さっぱり甘くて疲れたときに飲むとおいしい。

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黑椒牛柳炒饭、15元。黒胡椒で味付けされた牛肉チャーハンである。石家荘のホテルの近くにあるデパートのフードコートで食べた。ふつうはおいしいのだが、ここで食べたのはとてつもなくしょっぱかった。

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高速鉄道の邯鄲東駅で食べた鱼香肉丝饭单点(単品)か套餐(セット)を選べるのでセットを頼んでみた。これで28元。

鱼香肉丝は「魚」という漢字があるが、魚料理ではない。鱼香は味の付け方のことで、キクラゲ・タケノコ・ニンジンなどを醤油・ラー油・塩・砂糖などとともに炒めたものである。たまに辛すぎたり甘すぎるところもあるが、だいたいは日本人の口にも合う無難な料理だ。

山西省で食べた独り飯

山西省は五台山の民宿に泊まった期間が長かったので、いろいろな家庭料理を食べることができた。ただ、どれも観光地価格で値段は少々高めだ。

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これは土豆片栲栳栳栲栳栳(カオラオラオ)は山西省の名物である麺料理だ。もちもちした食感でおいしい。土豆片はジャガイモの切れなのだが、この料理ではポテトチップスみたいに揚げられていて、カリカリとしておいしかった。

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青椒炒肉(ピーマンと肉炒め)。青椒肉丝(チンジャオロース)は日本でもおなじみなのだが、肉丝は肉を細長く切ったものを指す。この写真の肉は細長く切ってないので、チンジャオロースとは呼ばない。「ロース」とカタカナにしてしまうとわかりにくいが、料理名の後ろについているのは肉の切り方なのだ。

五台山に到着した日の夕飯は土豆片栲栳栳青椒炒肉にご飯を加えて全部で50元だった。

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左手前が素炒豆腐(豆腐炒め)、右奥が香菇油菜(椎茸とチンゲンサイの炒めもの)だ。中華料理は油っぽいかもしれないが、このように野菜豊富な食べ方もできる。豆腐は中国のどこへ行っても食べられるし安い料理の代表的な具材だったりするのだが、五台山では特におすすめということで食べてみた。他の地域の豆腐と違いは感じなかったが、私は豆腐が大好きなのでとりあえず大満足だ(笑)。五台山2日目の夕食はこれらにご飯も入れて42元。

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お次は蛋炒面(玉子焼きそば)。蛋炒饭(玉子チャーハン)は中国のどこへ行っても食べられるオーソドックスなチャーハンなのだが、ここではご飯が麺に変わっている。さらにおもしろいことに、山西省では麺といったら標準で刀削麺になるようだ。5月6日の昼食で10元だった。

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左手前は土豆过油肉(じゃがいもと豚肉の炒めもの)。过油肉は山西省の名物料理だ。右奥は清炒菠菜。ホウレンソウを塩であっさりと炒めたものだ。五台山最後の夕食で、全部で50元だった。やっぱり肉が入るとちょっと値段は高くなる。

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これは西红柿鸡蛋面(トマトと玉子の炒めもの麺)。トマトと玉子の炒めものは中国全土で見かける代表的な家庭料理だ。それを麺にかけるとこうなる。ここでも特に麺について何も指定しなかったところ、刀削麺だった。五台山最終日の昼食で、8元だった。

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民宿で食べた早餐(朝食)だ。五台山は北方なので、麺や饅頭(マントウ)が主食になる。朝はこのマントウと漬け物、ゆで玉子やスープがセットになったものが出てきた。これで10元。

華北旅行の独り飯関連用語

それでは今まで出てきた中国語の単語を見ておこう。

炸酱面
zhájiàng miàn
ジャージャン麺
はタレで、タレを炒めたものを炸酱という。北京・山東が本場。
护国寺小吃
Hùguósì xiǎochī
護国寺食堂
北京のおすすめ食堂の名前。
红烧牛肉面
hóngshāo niúròu miàn
牛肉の醤油煮込み麺
红烧牛肉は牛肉を醤油で煮込んだもの。中国の代表的な料理で、単品で料理にもなるし、ご飯や麺のおかずにもなる。
沙县小吃
Shāxiàn xiǎochī
沙県食堂
中国全土に店舗がある福建料理のチェーン店。
韭菜炒肉
jiǔcài chǎoròu
ニラと肉の炒めもの
韭菜はニラのこと。
盖浇饭
gài jiāo fàn
ぶっかけ飯
盖饭あるいは単にとも。
黄瓜
huánggua
キュウリ
炒めて食べることもあるが、生でおやつとして食べることもある。
吉野家
Jíyějiā
吉野家
日本の牛丼屋チェーンが中国にも進出している。
咖喱饭
gālí fàn
カレーライス
中国のカレーライスは日本とはだいぶ味が違うので要注意。
鸡排
jīpái
鶏カツ
は「油を引いて焼く」、もしくは「油で揚げる」といった意味。猪排というと豚肉のカツあるいはステーキ、牛排というと牛肉のステーキを指す。広東地方では牛扒のようにという漢字を使うこともある。
麦当劳
Màidāngláo
マクドナルド
ファーストフードチェーン。
珍珠奶茶
zhēnzhū nǎichá
タピオカミルクティー
タピオカはでん粉の塊で、噛むともちもちしている。
黑椒牛柳炒饭
hēijiāo niúliǔ chǎofàn
黒こしょう牛肉チャーハン
は文字どおり柳の木を指すが、ヒレ肉の意味もある。
鱼香肉丝饭
yúxiāng ròusī fàn
ユーシャンロースライス
鱼香はキクラゲやニンジン、タケノコなどを醤油・ラー油・塩・砂糖・ニンニク・ネギ・ショウガなどで味付けし、炒めたもの。鱼香に「魚」という文字があるが魚料理ではない。四川には「鱼香を魚にかけたらおいしかったので魚の字がついている」という話があるらしい。
单点
dāndiǎn
単品
料理を頼む時に次の「セット」と対比して用いられる。
套餐
tàocān
セット
単品のぶっかけ飯や麺などにスープやおつまみがついたもの。
土豆片栲栳栳
tǔdòupiàn kǎolǎolao
ジャガイモとカオラオラオの炒めもの
カオラオラオは山西地方の郷土料理。麺の一種。
青椒肉片
qīngjiāo ròupiàn
ピーマン肉炒め
青椒はピーマン。中国のピーマンにはものすごく辛い品種もあるので辛いもの苦手な方は要注意。肉片は肉を平たくある程度の塊で切ったもの。日本でよく口にされるチンジャオロースは後ろが肉丝になっていて、肉の切り方が違う。肉丝は肉を細長く切ったものだ。
素炒豆腐
sùchǎo dòufu
豆腐炒め
素炒は簡単に炒めるだけのこと。
香菇油菜
xiānggū yóucài
椎茸とチンゲンサイの炒めもの
チンゲンサイはふつう青菜というが、地域によっては油菜ともいう。
青菜
qīngcài
チンゲンサイ
一般的にチンゲンサイを指す。
蛋炒面
dànchǎomiàn
玉子焼きそば
麺と玉子を炒めただけの焼きそば。ご飯と玉子を炒めただけのチャーハンもあって、そちらは蛋炒饭という。
土豆过油肉
tǔdòu guòyóuròu
じゃがいもと豚肉の炒めもの
过油肉は山西省名物の炒め肉。
清炒菠菜
qīngchǎo bōcài
ホウレンソウ炒め
清炒はショウガやネギ、ニンニクなどを入れずに炒めること。
西红柿鸡蛋面
xīhóngshì jīdàn miàn
トマトと玉子の炒めもの麺
トマトと玉子の炒めものは中国全土で見られる代表的な家庭料理。これはその炒めものを麺にかけたもの。
早餐
zǎocān
朝食
早饭とも。昼食は午餐/午饭、夕食は晚餐/晚饭という。

以上、華北旅行の独り飯でした!

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