寧波の観光名所訪問記2【阿育王寺】

寧波・蘇州・上海旅行の2日目は二つのお寺を訪問。今日はそのうちの一つ、阿育王寺を訪問した記録です。

それではまず阿育王寺の概要からです。

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阿育王寺の概要

阿育王寺Āyùwáng sìは寧波東部の太白山ふもとに位置する禅宗の寺院だ。創建は西晋武帝太康三年(282年)と伝わる。中国の五山十刹と呼ばれる寺院のうちの一つで、江南地方を代表するお寺だ。阿育王は「アショーカ王」のことである。

日中文化交流史の上で特筆すべきところといえば、鑑真が日本へ渡航する際にこのお寺に逗留したということだろう。唐天保年間に三度目の渡航を目指した鑑真であったが嵐に遭い失敗、明州府(寧波)へ戻りこの阿育王寺に留まった。そして四度目の渡航をするときにここから出発したという。

阿育王寺についての詳しい情報は次のウェブサイトに載っているので興味のある方はリンク先をご参照ください。

寧波市内からの行き方は次のとおりだ。

阿育王寺への行き方

この日は朝何時ごろ出たか記録はしてないけども、阿育王寺に着いた時間から逆算すると8:30ごろ出発したと思う。ホテルの近くの鼓楼駅から地下鉄1号線に乗って宝幢駅まで13駅、乗車時間は35分だ。

地下鉄といっても途中から高架橋の上を走っていた。宝幢駅に着いたのは9:20。私の他には2~3人降りたのみだ。まだできたばかりのせいか、清潔な駅だ。阿育王寺まではこの宝幢駅から1.5kmほど離れている。

宝幢駅から東を見るとこのようになっている。この先にはあと6駅ほどあるようだ。東シナ海までは行けないが、かなり海側に近づける。

駅を降りて地図アプリを頼りに徒歩で阿育王寺へ向かう。周りは工場がいくつかある程度で、人は歩いていない。警察がベッドを引っ張り出してきてマットレスを干すなどというのどかな光景を目にした。

T字路を2回曲がるとお寺の建物らしき黄色い塀が見えてきた。

やっと到着!と思ったのもつかの間、工事中で正面からは入れないらしい。

仕方なく来た道を少し戻って広い駐車場から境内へ入った。

境内の様子

中国の仏教寺院は入場料が必要なところと不要なところがあるが、阿育王寺は無料で入れた。

かなり新しい山門を抜けて中に進んでいく。

境内はかなり広い。この池は万工池と名付けられているそうだ。

木々の生い茂った閑静な石畳の道を歩く。左に見える塔は水塔と名付けられている。左奥にかすかに見える黄色の塔は西塔だ。

しばらく歩くと天王殿という建物に着く。中国人参拝客はここで線香をあげてお祈りしてから入っていくようだ。

よく見ると赠香处zèng xiāng chùと書いてある場所で無料の線香が配られているようだ。ここで線香をもらう。お参りの仕方は五台山で教わったとおり(→中国五台山のお寺めぐりその1)に四方への拝礼をやってみた。

基本的に中国の寺院で仏像の写真を撮るのは禁止されてるので、仏像の写真は撮っていない。天王殿の中はオーソドックスな配置で正面に大肚弥勒佛Dàdù Mílèfó(いわゆる布袋和尚)、後面に韦驮Wéituó(韋駄天)、四方を四大天王Sìdà Tiānwáng(持国天・増長天・広目天・多聞天)が囲むといった具合だ。

天王殿の建物の中に経典を無料配布しているところがあった。全て中国語であるが、縦書きで句読点がついたもの、横書きで全てにピンインが振られているものなど多種多様のお経本が並ぶ。ここで何冊か本をもらってきた。

天王殿から奥に進むと大雄宝殿が見えてくる。中央に釈迦如来、左右に薬師如来・阿弥陀如来の仏像があり、周りに十八羅漢が配置されている。

大雄宝殿の奥は舎利殿だ。この建物の中には舎利塔が安置されているそうだが、この時は確か見られなかったと思う(うろ覚え)。

次に見たのは五百羅漢堂だ。堂内では五百体の羅漢像を見ることができる。

入口近くにあった黄色の西塔に対し、こちらの大きな塔は東塔という。

なお、室町時代の禅僧・雪舟が明代の中国を訪れ水墨画の画法を学んだのだが、滞在期間中に阿育王寺へも行ったことがあると思われる。雪舟作の育王山図に当時の阿育王寺の様子が描かれているそうだ。

だいたい1時間半ほどで境内をめぐることができた。次は同じ禅宗の天童寺へ向かう。

以上、寧波の観光名所阿育王寺への訪問記でした!

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