標点符号(句読点などの記号)

ここでは、中国語における句読点などの文中の記号について紹介します。中国語でこの文中の記号のことを标点符号biāodiǎn fúhào)といいます。日本語と似ている部分はあるのですが、「点とコンマは使い分ける」など、知っていないと文の意味を取り違えてしまうことがありますので、難しい文章を読むときなどは注意が必要です。

記号名称読み方使用方法
句号jùhào文末に使用する。
逗号dòuhào文中で間を空ける時に使う。
顿号dùnhào文中の語句を並列で取り上げる時に使う。
问号wènhào疑問文・反語文の文末で使う。
叹号tànhào感嘆、強い語気、強い反語を表す。
分号fēnhào長い節を並べて示す時に使う。
冒号màohào次に発話内容が来る時、後ろに説明を加える時に使う。
“”
‘’
引号yǐnhào引用、発話文、重要な単語を囲う。
()括号kuòhào文中に注意書きを加える時に使う。
——破折号pòzhéhào前の語を説明する時に使う。
……省略号shěnglüèhào後ろを省略する時に使う。
连接号liánjiēhào二つの単語をつなげて一つの意味単位にする時に使う。
《》
〈〉
书名号shūmínghào本や雑誌などの名前に使う。
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文中記号の注意点

それでは、文中記号を使った例を見てみましょう。例として法律の条文を挙げてみます。このような文章は标点符号を理解していないと、意味を取り違える可能性があるので注意が必要です。

《中华人民共和国企业所得税法》
第十九条 非居民企业取得本法第三条第三款规定的所得,按照下列方法计算其应纳税所得额:
(一)股息、红利等权益性投资收益和利息、租金、特许权使用费所得,以收入全额为应纳税所得额;
(二)转让财产所得,以收入全额减除财产净值后的余额为应纳税所得额;
(三)其他所得,参照前两项规定的方法计算应纳税所得额。

中国の法人税法にあたる法律文からの抜粋です。

まず、第十九条という箇所に「非居住者企業が本法第三条第三項で規定された所得を得た時に、以下に列挙する方法で課税所得額を計算する」という文があります。その文末に冒号があり、次の(一)~(三)で「以下に列挙する方法」を説明しています。(一)の文は以下のように分解できます。

[1]股息、红利等权益性投资收益(株式利息や利益配当などの持分性の投資収益)
[2](と)
[3]利息、租金、特许权使用费所得,(利息、賃料、特許権使用料所得は)
[4]以收入全额为应纳税所得额;(収入全額をもって課税所得額とする)

[1]の部分では、股息、红利等のところで、顿号を使っています。これは並列関係にあることを表し、股息红利等がまとめて权益性投资收益であることを示しています。

[3]の部分でも同じように顿号を使って利息租金特许权使用费所得を並列で並べています。そして、末尾に逗号をつけることによって、文の間を示しています。ここでは特に、逗号の前が主語、後ろが述語であることを表します。

よって、[1][2][3]がワンセットで主語ということになり、[4]が「以 A 为 B(AをBとする)」の文で、計算方法を定義づけています。また、[4]の末尾に分号を付けることによって、第十九条の計算方法が(一)で終わりではなく、まだ次もあるということを表しています。

このように、标点符号を理解しておくと難しい厳密な文章も理解できるようになります。特にコンマと点(逗号顿号)をしっかりと区別することで、文の切れ目を的確に判断できるようになります。

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