第五課|「有」と「在」

第五課では「街歩き」をテーマに「有」と「在」を学びましょう。

第五课 课文
A:你在哪里?
B:我在十全街。
A:在十全街干什么?
B:逛街呀。
A:十全街有书店吗?
B:有啊。
A:那我也去那里。你等一下。

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第五課 新出単語
十全街 十全街shíquánjiē:十全街(地名)
zài:~で、~にいる・ある
gàn:する
逛街 逛街guàng jiē:街歩き
ya:語気助詞
yǒu:いる・ある
书店 书店shūdiàn:本屋
a:語気助詞
:なら
:~も
děng:待つ
一下 一下yíxià:ちょっと
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第五課本文解説

携帯で「どこで何してるか」電話して聞いている場面を思い浮かべてみてください。

まず「(主語)++(場所)」で「(主語)が(場所)にいる」という文型です。この文型のは動詞です。もちろん主語が物でも使えます。「(物)++(場所)」で「(物)が(場所)にある」という意味です。

には動詞の他に介詞と呼ばれるもう一つの用法があります。中国語における介詞というのは英語の前置詞にあたります。「+(場所)」で「どこどこの(場所)で」という意味を表します。動詞とともに使われる場合「(主語)++(場所)+(動詞)」で「(主語)は(場所)で(動詞)します」という文型になります。

は「当てもなく歩く」という意味の動詞です。逛街というのは「街をぶらつく」という意味です。中国人に休日の過ごし方を聞くと、特に若い女性で逛街と答える人が多いです。よく使われる単語なので覚えておきましょう。

場所を表す動詞にもう一つがあります。を使う場合は「(場所)++(目的語)」という語順で「(場所)に(目的語)がいます」もしくは「(場所)に(目的語)があります」という意味になります。

という単語は那么 那么nàme)という単語と同じく、文頭に置き「なら」「それでは」という意味で使います。覚えておくと便利です。

日本語で「~も」という語を表すのに中国語ではを使います。喜欢 喜欢xǐhuan)は「~を好む」という動詞ですが、この単語を例にの使い方を見てみましょう。「我喜欢咖啡。」で「わたしはコーヒーが好きです。」という意味です。「我也喜欢咖啡。」は実は二通りの解釈があります。日本語でいうと「わたしもコーヒーが好きです。」と「わたしはコーヒーも好きです。」という二つの文と同じ意味です。「Aさん:我喜欢咖啡。Bさん:我也喜欢咖啡。」という場合、Bさんの言葉は「わたしもコーヒーが好きです。」という意味です。「Aさん:我喜欢咖啡。我也喜欢绿茶。」と言った場合は「わたしはコーヒーが好きです。緑茶も好きです。」となります。日本語では「も」の付く位置が違うので、意味が分かりやすいですが、中国語のは位置が動詞の前と決まっているため、「私も緑茶が好き」なのか「私は緑茶も好き」は文脈から判断しましょう。

一下は動詞の後につけて「ちょっと」という意味を表します。等一下は「ちょっと待つ」という意味です。中国語の命令形は你等一下というように主語をにする場合と等一下と動詞を単独で言う場合の二種類あります。

第五課文法項目(1) ~ 在 ~

まず、動詞としてのを見てみましょう。「(主語)++(場所)」で「(主語)が(場所)にあります・います」という意味です。他の動詞と同じく、否定は動詞の前にをおき、疑問文は後ろに吗?をつけます。

構造(主語)+ +(場所)
例1我在这儿。 我在这儿。Wǒ zài zhèr.
わたしはここにいます。
例2她在办公室。 她在办公室。Tā zài bàngōngshì.
彼女は事務所にいます。
例3洗手间在后面。 洗手间在后面。Xǐshǒujiān zài hòumian.
トイレは後ろにあります。
例4他爷爷不在家里。 他爷爷不在家里。Tā yéye bú zài jiāli.
彼の祖父は家にいません。

次に介詞としてのを見てみます。日本語の「~で」に相当します。

構造(主語)+ +(場所)+(動詞)+(目的語)
例1我在家里看书。 我在家里看书。Wǒ zài jiāli kàn shū.
わたしは家で本を読みます。
例2她在食堂吃饭。 她在食堂吃饭。Tā zài shítáng chī fàn.
彼女は食堂でご飯を食べます。
例3他在广州上班。 他在广州上班。Tā zài Guǎngzhōu shàngbān.
彼は広州で働いています。

同じでも動詞と介詞という二つの用法があり、ややこしいかもしれませんが、必須の単語なので使い方をよく覚えておきましょう。

第五課文法項目(2) ~ 有 ~

の用法は二つあります。場所を表す「有」所有を表す「有」です。まずは場所を表すから見てみましょう。

「(場所)++(目的語)」で「(場所)に(目的語)があります・います」という意味です。否定は他の動詞と異なり méi)を「有」の前につけます。疑問文は文末に吗?をつけるものと有没有と繰り返す形の二種類あります。

構造(場所)+ +(目的語)
例1这里有入口。 这里有入口。Zhèli yǒu rùkǒu.
ここに入口があります。
例2前面有车站。 前面有车站。Qiánmian yǒu chēzhàn.
前にバス停があります。
例3这里有人。 这里有人。Zhèli yǒu rén.
ここには人がいます。
例4这学校没有体育馆。 这学校没有体育馆。Zhè xuéxiào méiyǒu tǐyùguǎn.
この学校には体育館がありません。
例5东边有图书馆吗? 东边有图书馆吗?Dōngbiān yǒu túshūguǎn ma?
東に図書館はありますか?
例6房间里有没有空调? 房间里有没有空调?Fángjiānlǐ yǒuméiyǒu kòngtiáo?
部屋の中にエアコンはありますか?

次に、所有のを見ていきます。「(主語)++(目的語)」で「(主語)は(目的語)をもっています」という意味です。

構造(主語)+ +(目的語)
例1我有一辆自行车。 我有一辆自行车。Wǒ yǒu yíliàng zìxíngchē.
わたしは自転車を一台持っています。
例2他有姐姐。 他有姐姐。Tā yǒu jiějie.
彼には姉がいます。
例3你有笔吗? 你有笔吗?Nǐ yǒu bǐ ma?
書くものを持っていますか?
例4她有没有男朋友? 她有没有男朋友?Tā yǒuméiyǒu nánpéngyou?
彼女にはボーイフレンドがいますか?

主語が人で目的語が物の場合、ふつう「(主語)は(目的語)を持っています」と訳します。主語が人で目的語も人の場合「(主語)には(目的語)がいます」と訳します。

第五課文法項目(3) ~ 動詞の命令形 ~

動詞の命令形は動詞を単独で使うか、主語にを使います。「わたしはここであなたを待ちます」というときは「我在这里等你。」といいます。これを命令形(ここでわたしを待っていてください)にするには「在这里等我。」のように主語をなくすか、もしくは「你在这里等我。」と主語をに変えます。

その他、よく使われる命令形の文を見てみましょう。

命令形
例1站住! 站住!Zhànzhù!
止まりなさい!
例2走开! 走开!Zǒukāi!
出てきなさい!
例3你过来一下。 你过来一下。Nǐ guòlái yíxià.
ちょっと来てください。
例4你回去吧。 你回去吧。Nǐ huíqù ba.
帰ってみてはどうでしょうか。
例5请你回去。 请你回去。Qǐng nǐ huíqù.
どうか帰ってください。

「ちょっと」という意味で語尾に一下をつける場合が多いです。また、命令の意味を婉曲的にするために語尾にを使うときもあります。「回去!」というと「帰れ!」とかなりぶしつけな言い方ですが、「请回去。」とを前におくといくらか丁寧になります。「请你回去。」と请你を前におくと更に丁寧になります。

他に、動詞の前に给我をおく命令の言い方がありますが、「给我」を使うとかなりきつい言い方になります。给我滚! 给我滚!Gěi wǒ gǔn)」という文は「出て行きやがれ!」というくらいの意味です。かなり強い語気なので慣れないうちは使わないほうがいいでしょう。

他に本来自分がすべきことを他人に頼む場合、動詞の前に「请帮我 请帮我qǐng bāng wǒ)」を動詞の前におく言い方があります。

命令形
例1请帮我拿一下。 请帮我拿一下。Qǐng bāng wǒ ná yíxià.
(わたしの代わりに)持ってください。
例2请帮我翻译。 请帮我翻译。Qǐng bāng wǒ fānyì.
(わたしの代わりに)訳してください。

禁止を表す命令の場合は、動詞の前に bié)と不要 不要búyào)をつけます。「回去!」は「帰れ!」という意味ですが、「别回去!」もしくは「不要回去!」で「帰るな」という意味です。この禁止表現もをつけると多少丁寧になります。「请不要回去。 请不要回去。Qǐng búyào huíqù)」ならば「帰らないでください。」となります。書き言葉では )がよく使われます。は書き言葉で「~することなかれ」という禁止の意味です。

以下、例文を見てみましょう。

例文
请给我指示。 请给我指示。Qǐng gěi wǒ zhǐshì.(わたしに指示をください。)
「给」の基本は「(主語)+ 给 +(目的語1)+(目的語2)」です。
给我小心! 给我小心!Gěi wǒ xiǎoxīn!(気をつけやがれ!)
命令形で「给我」が出現した場合の例です。
请勿吸烟。 请勿吸烟。Qǐng wù xīyān.(喫煙はご遠慮ください。)

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