第八課|変化・可能補語・副詞

第八課では「食事に行く」をテーマに変化・可能補語・副詞を学びましょう。

第八课 课文
A:你饿了吗?
B:我饿了。我们去吃饭,好吗?
A:好,去哪里吃饭?
B:我们去“友谊餐厅”,怎么样?那边的菜又便宜又好吃。
A:不要去那边,那边吃不到饺子。
B:啊?你想吃饺子啊?早说嘛!
A:那就去“少爷水饺”,行吧?
B:行。怎么走啊?
A:这条路一直走就到。
B:要多长时间才能到呢?快饿死了!
A:你太夸张了吧。马上就到。

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第八課 新出単語
饿 è:お腹ががすく
chī:食べる
fàn:ご飯
友谊餐厅 Yǒuyìcāntīng:(レストランの名前)
怎么样 Yǒuyìcāntīng:どうですか
cài:料理
又 A 又 B yòu~yòu~:Aであり Bでもある
便宜 piányi:安い
好吃 hǎochī:おいしい
吃不到 chībudào:食べることができない
饺子 jiǎozi:餃子
zǎo:早い
shuō:言う
ma:語気助詞
jiù:すぐ、ただ、こそ(様々な意味をもつ副詞)
少爷水饺 Shàoyéshuǐjiǎo:(レストランの名前)
xíng:よろしい
:道
一直 yìzhí:まっすぐ
dào:着く
cái:~してはじめて・やっと
ne:語気助詞
快 A 了 kuài~le:すぐにAする
:死ぬ
太 A 了 tài~le:A すぎる
夸张 kuāzhāng:誇張する
马上 mǎshàng:すぐ
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第八課本文解説

の意味は大きく分けて三つあります。完了、変化、語気助詞です。第八課では変化の用法を学びます。

「お腹がすいた」という文は「お腹がすいてない状態からお腹がすいた状態へ変化した」と言い換えることもできます。このように、変化を表すのに中国語ではを使います。「我很饿。」という文は「わたしはお腹がすいている」という意味です。「我饿了。」となれば「わたしはお腹がすいた」という意味になります。

怎么样は「どうですか?」と相手の感想や状態を聞く決まった言い方です。使用頻度はかなり高いので覚えておきましょう。

又~又~は「~でありまた~でもある」というような意味です。

吃不到は正確に言うと「食べる目的を果たすことができない」という意味です。不可能を表す場合、動詞の前に不能をつけると第六課で習いましたが、もう一つ可能補語を使って不可能を表す用法もあります。これは下記の文法項目解説で詳しく見てみましょう。

「どうやって行く」というときは普通怎么走を使います。このは「走る」という意味ではなく「歩く・行く」という意味です。「走る」という意味ではpǎo)を使います。

「まっすぐ」というときは一直を動詞の前に置きます。この一直は副詞です。一般的に副詞は動詞の前に置きます。は「~してはじめて・やっと」という意味の副詞です。動詞が助動詞をともなうとき、副詞は助動詞の前に置きます。

快~了は「もう~になりそうだ」という意味です。「(形容詞)+死了」は「~で死にそう」という誇張表現です。話し言葉でよく使われます。本文の「快饿死了。」は快~了と「(形容詞)+死了」を合わせて言う表現で、「もうすぐ飢えて死にそう」という意味です。(「快饿死了了。」とは言いません)

本文中に友谊餐厅、少爷水饺と架空の店名が出てきますが、それぞれの単語の意味は友谊yǒuyì)は「友情」、餐厅cāntīng)は「レストラン」、少爷shàoyé)は「おぼっちゃん」、水饺shuǐjiǎo)は「水餃子」です。shào)は多音字なので注意しましょう。「少ない」という意味のshǎo)は三声です。

第八課文法項目(1) ~ 変化の「了」 ~

の変化を表す用法を見ていきましょう。

我很累」と「我累了」という二つの文章を比べてみましょう。最初の文は「私は疲れる」という言い方です。二つ目の文は「私は疲れました」という言い方です。正確に言うと「疲れた状態になった」という意味です。つまり、二つ目の文中のが、新しい変化が起こったことを表しています。

第七課でには完了の用法があるということを学びました。第八課で学ぶのは、完了とはまた違った「変化を表す」です。

我累了」が「疲れました」という意味ならば、このは完了の意味のように思えるかもしれませんが、そうではありません。「疲れるという動作が完了した」のではなく、「疲れたという状態になった」と見るのが正しいです。変化のは未来の事象にも使えます。

日本語でご飯を食べる前に「いただきます」という決まり文句を言います。中国語には特に決まった言葉があるわけではありませんが、「我吃了」とか「我开动了」とか言う場合があります。さて、この「我吃了」を見た場合、は完了の意味ではないことが明白です。これから食べ始めるのに、食べるという動作が完了しているわけがありません。このを変化のであると見ることが正しいです。つまり、「我吃了」は「食べない状態から食べる状態へ変化した」という意味です。

では「你吃饭了没有?」「我吃了」という会話はどうでしょうか?「ご飯を食べましたか?」「食べました」というやり取りです。この場合の「我吃了」のは完了の意味で、「食べるという動作が完了した」、つまり「もう食べた」という意味です。

同じ「我吃了」で「こらからまさに食べようとするとき」と「食べ終わったとき」を表すなんて、ちょっと変だなぁと思うかもしれません。実は「の用法を完璧に解説する論文を書いたらその人は中国語の博士号が取れる」なんて言われるくらいなんです。とりあえずは「変化を表す」と「完了の」の二つがあるということで覚えておきましょう。

第八課文法項目(2) ~ 可能補語 ~

補語とは動詞や形容詞の後ろに置いて、その動詞や形容詞の意味を広げます。可能補語もその補語のひとつで、動詞の後ろに置き、動詞に可能・不可能の意味をもたせます。

構造例文
肯定形(主語)+(動詞)++(可能補語)我听得懂。
Wǒ tīngdedǒng.
否定形(主語)+(動詞)++(可能補語)我听不懂。
Wǒ tīngbudǒng.
疑問形1(主語)+(動詞)++(可能補語)+吗?你听得懂吗?
Nǐ tīngdedǒng ma?
疑問形2(主語)+(動詞)++(可能補語)+
(動詞)++(可能補語)?
你听得懂听不懂?
Nǐ tīngdedǒng tīngbudǒng?

tīng)という動詞は「聞く」という意味です。dǒng)という単語は可能補語で「理解する」という意味です。肯定形は听得懂tīngdedǒng)」で「聞いて理解することができる」という意味です。否定形は听不懂tīngbudǒng)」で「聞いて理解することができない」という意味です。

普通、肯定形で使われると否定形で使われるはそれぞれ軽声になりますが、ゆっくり言うときはのみ本来の発音()で発音されます。

疑問形は二つ言い方があって、文末にをつけるだけのものと、肯定形と否定形を繰り返すものとあります。

目的語は可能補語の後ろに置きます。「わたしはアラビア語を聞いても理解することができない」というときは「我听不懂阿拉伯语。」といいます。(アラビア語→阿拉伯语ālābóyǔ

第八課文法項目(3) ~ 副詞 ~

副詞は動詞の前に置きます。動詞が助動詞をともなう場合は、副詞を助動詞の前に置きます。代表的な副詞を見てみましょう。

副詞ピンイン意味例文
jiù(意味多い)那就这样吧。
Nà jiù zhèyàng ba.
(じゃあこうしよう。)
zàiまた・もう一度・もっと你明天再来。
Nǐ míngtiān zài lái.
(明日また来てください。)
dōu全部・みな我都没去过。
Wǒ dōu méi qùguo.
(私は全部行ったことないです。)
yòuまた他又去打麻将了。
Tā yòu qù dǎ májiàng le.
(彼はまたマージャンに行った。)
cái~してはじめて・やっと我现在才明白。
Wǒ xiànzài cái míngbai.
(私は今やっと分かった。)
háiまだ那时候我还不知道。
Nà shíhòu wǒ hái bù zhīdao.
(その時はまだ知らなかった。)
已经yǐjingもうすでに她已经回来了。
Tā yǐjing huílái le.
(彼女はもう帰ってきた。)
一直yìzhíまっすぐ・ずっと我一直在这里。
Wǒ yìzhí zài zhèlǐ.
(私はずっとここにいる。)
马上mǎshàngすぐ你马上过来。
Nǐ mǎshàng guòlái.
(すぐに来なさい。)
经常jīngcháng常に・よく他经常缺课。
Tā jīngcháng quēkè.
(彼はよく授業をサボる。)
偶尔ǒu’ěrたまに我偶尔去见她。
Wǒ ǒu’ěr qù jiàn tā.
(私はたまに彼女に会いに行く。)
zhǐただ~だけ我只有三十块钱。
Wǒ zhǐ yǒu sānshí kuàiqián.
(30元しか持っていない。)
~も我也喜欢她的作品。
Wǒ yě xǐhuan tā de zuòpǐn.
(私も彼女の作品は好きです。)
反正fǎnzhèngどちらにせよ反正我不满意。
Fǎnzhèng wǒ bù mǎnyì.
(どちらにせよ私は満足していない。)

ひとつめのには非常に多くの意味があります。試しに辞書を引いてみてください。こういう意味だ!とひとことでは言い切れないため、どこでどのように使われるか、実際の文章に数多く触れて慣れていくようにしましょう。

反正は副詞という分類ですが、位置は動詞の前でなくて主語の前です。留学時代、中国人の先生から「副詞は動詞(助動詞)の前です。」「反正は副詞です。」「反正は主語の前に置きます。」と聞いたときに、「なんで反正は動詞の前じゃないんですか?」と質問した覚えがあります。先生の答えは「そういう決まりだから。」だそうです。特殊な副詞の一つとして覚えておきましょう。

第八課文法項目(4) ~ 形容詞の強調 ~

形容詞を強調する表現を見てみましょう。

構造意味例文
1+(形容詞)+~すぎる太早了!
Tài zǎo le!
(早すぎる。)
2+(形容詞)+とても~挺好的。
Tǐng hǎo de.
(とても良い。)
3(形容詞)+死了~でたまらない累死了!
Lèi sǐ le!
(すごく疲れた!)
4+(形容詞)+あまりに~だ够累的。
Gòu lèi de.
(すごく疲れた。)

形容詞の強調表現はよく使われるので必ず覚えておきましょう。ここに挙げたものは主に話し言葉で使われます。3番目の(形容詞)+死了はスラングで、会話で使われることが多いです。フォーマルな言葉ではないので、使い時に注意しましょう。4番目のは後ろにもしくはが来ます。でもで特に意味は変わりません。

第八課文法項目の例文

以下、例文を見てみましょう。

例文
我看不懂棒球。 Wǒ kànbudǒng bàngqiú.
(わたしは野球を見ても分かりません。) ※野球は中国では一般的なスポーツではありません。
太贵了,我买不起。 Tài guì le, wǒ mǎibuqǐ.
(高すぎますね、わたしでは買えません。)
吵死了,睡不着! Chǎo sǐle, shuìbuzháo!
(うるさいなぁ、眠れやしない!)
你听得到吗? -听得到。 Nǐ tīngdedào ma? -Tīngdedào.
(聞こえますか? -聞こえます。)

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