声調

中国語の特徴にて中国語は「声調」という音の高低で意味の違いを表すと勉強しました。ここでは再度詳しく見ていきましょう。

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声調は四種類

声調は四種類あります。一声と二声と三声と四声です。

記号音程特徴
一声55ずっと高く
二声35低い音から高く上げる
三声214低く抑える
四声51高い音から低く下げる

「記号」の列をご覧ください。この記号が声調記号です。声調記号は母音の上に書かれます。一声は横棒を、二声は右上がりの斜め線を、三声は逆三角形の上辺がない記号を、四声は右下がりの斜め線をそれぞれ母音の上に書きます。

「音程」というのは、音の高さを5段階で表したときの音の高さの推移になります。5がいちばん高い音で、4、3、2、とだんだん低くなり、1が最も低い音です。数字ではよく分からないという方は下の図をご覧ください。

Tone of Chinese

声調が違うとどのように意味が違うのかいくつか例を挙げてみましょう。

ピンイン意味
一声yīn
二声yín
三声yǐn引く
四声yìn印鑑
ピンイン意味
一声zhī知る
二声zhíまっすぐな
三声zhǐ
四声zhì~にいたる
ピンイン意味
一声xiāng香りがいい
二声xiáng詳しい
三声xiǎng思う
四声xiàng似ている

声調記号は母音の上に書きますが、複数母音の場合は、次の優先順位に従って声調記号を書き入れます。

● 1番目(最優先)a
● 2番目(優先)oまたはe
● 3番目(最下位)uまたはüまたはi

つまり、「pao」という発音に声調記号を書く場合、「a」と「o」を比べると「a」の方が優先順位が高いので、「a」の上に声調記号を書くということです。「pao」が三声だとすると、「paǒ」ではなくて「pǎo」と書くのが正解です。同様にして「you」だったら「o」と「u」を比べて優先順位の高い「o」の上に声調記号を書くことになります。「you」が一声だとすると「yoū」ではなくて「yōu」と書くのが正解です。

「u」と「i」は同列で、この二つが並んだ時は後ろの方に声調記号を書きます。「xiu」が四声なら「xiù」、「shui」が二声なら「shuí」のように書きます。ちょっとした決まりなので覚えておくとよいでしょう。

声調は中国語を学ぶ上で大切な項目です。声調が違うと意味も違ってきますので、正確に覚えていきましょう。ただ、始めはなかなか四つの区別が難しいかもしれません。学習を進めていくにつれて徐々に慣れていきましょう。

三声の声調変化

「三声+三声」と三声が二回以上続くときは前の三声が二声に変化します。ピンイン表記は変化しませんが、実際の発音が変化します。

声調変化声調
三声+三声→二声+三声你好nǐhǎo実際の発音はníhǎo
感想gǎnxiǎng実際の発音はgánxiǎng

我也很想wǒyěhěnxiǎng)と三声を連発する場合、「wóyéhénxiǎng」のように発音します。

不()の声調変化

)は本来の発音は四声ですが、後ろに四声の語が続くと二声になります。ピンイン表記も変化します。

声調変化声調
の後ろが一声→不喝bùhē
の後ろが二声→ 不行bùxíng
の後ろが三声→不想bùxiǎng
の後ろが四声→ 不是búshì

一()の声調変化

)は本来の発音は一声ですが、後ろに一声・二声・三声の語が続くと四声に、後ろに四声の語が続くと二声になります。ピンイン表記も変化します。

声調変化声調
の後ろが一声→ 一般yìbān
の後ろが二声→ 一时yìshí
の後ろが三声→ 一起yìqǐ
の後ろが四声→ 一半yíbàn
が単語の末尾→ 変化なし唯一wéiyī
が数字の序数→ 変化なし一月yīyuè

が数字の序数というのは、「一番目・二番目・三番目…」というように順番を表す意味でを使うことです。この場合は後ろの語に関係なく声調は本来の一声のままです。「一個・二個・三個…」というように数量を表す意味でを使う場合は声調が変化します。

軽声

中国語の単語は基本的に一つの漢字に一つの声調を伴いますが、中には声調を伴わないで軽く発音するだけのものがあります。これを軽声といいます。

軽声の例ピンイン解説
孩子háizi慣例的に後ろの語が軽声となる単語がある。
看看kànkan動詞が二つ重なると後ろの動詞は軽声となる。
想不到xiǎngbudào可能補語の否定の「不」は軽声となる。
de一語で軽声となる単語もある。

上記のようにある程度の決まりはありますが、ピンインの上に声調記号がない語は軽く読むんだということだけ覚えておいておけばOKです。

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