読・聞・話・書を繰り返す

「単語を覚える」と「文法を覚える」と同時進行でやると効果のある学習法がこの「読む、聞く、話す、書くを繰り返す」です。これは我々が子供のころから母語を身につける際に実行してきたことと同じです。

我々は脳の発達に合わせて母語を身につけていきます。その速度はあまり速くありません。なぜなら、ある言葉の意味を覚える前に、その言葉の示す概念が分かってないからです。極端な例として「消しゴム」という単語を我々がどう習得したのか考えてみましょう。

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母語を身につけた経緯を考えてみる

生まれて初めて「白くて少し軟らかめの物」に遭遇しました。その物は「鉛筆で書いた字を消すことができる白い物」であることが分かりました。周囲の人から教えられてそれが「消しゴム」だと知りました。つまり、「消しゴム」という単語を覚えるのに「初めてその物を見た」→「その物の用途を知った」→「単語を知った」という段階を経ているわけです。そして、「消しゴム貸して。」「これ消しゴムで消えるかなぁ?」「(値札を見て)この消しゴムは50円か。」など、実際にコミュニケーションの中で用いることによって、「消しゴム」という単語の用法を身につけていくのです。

外国語の場合は既に概念を知っているわけですから、短期間で習得することができます。ただ、短期間でネイティブと同程度にまでなるかというと、そうでもありません。

ちょっと脱線気味になってきましたので話を本題に戻しましょう。

「読む、聞く、話す、書くを繰り返す」ことは、中国語上達に欠かせない学習法です。中国語だけでなく、他の外国語でも同じことがいえます。また例を「消しゴム」にしますが、「消しゴムで白くする」という文は間違いです。白い紙に書いた字を消すんだから、その動作を「白くする」といってもよさそうなんですが、それは間違いであると我々は知っています。何度か聞いたり話したりして「消しゴムで消す」というのが正しい文なのだということを学習します。

外国語学習における繰り返しの実践

「読む、聞く、話す、書くを繰り返す」という学習法は、母語を身につけてきた過程を外国語学習に応用するものです。母語を身につけるときには何度か間違えて用法を覚えてきたはずですが、外国語の場合は文法を学ぶことにより、語句や文の用法を簡潔に身につけることができます。

インターネットにつなぐだけで様々な中国語のホームページを見ることができます。中国語のテレビもインターネットで見ることができます。中国人の友達と会話するのもよいでしょう。数多く繰り返すことがそのまま上達への近道となります。

もちろん「読む、聞く、話す、書くを繰り返す」ことは、「単語を覚える」と「文法を覚える」の練習の場でもあります。単語帳で単語を覚えただけでは、印象も薄いし、記憶に残りにくいはずです。それが例えば、ドラマの中のセリフでこう使われていたとか、インターネットのニュース記事でこう使われていたとか、実際に目につける(耳につける)ことによって、記憶に残りやすくなります。そればかりか、実際の用法も学習することができます。

「読む、聞く、話す、書くを繰り返す」学習のために

教材がないからできないというのはもう昔の話で、昨今はインターネットで中国語のサイトを数多く見ることができます。自然な中国語に接するためには、ネットにつなぐだけで良いのです。「語学の勉強」と片意地を張らずに、「自然な中国語に触れる」くらいの軽い気持ちで構わないと思います。

もし文章を読むのが苦手で、もう少し楽に上達する方法がないかという方には歌による練習をおすすめします。次のページにお進みください。

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