HSK(漢語水平考試)

HSK(漢語水平考試)について、以下のメニューにて解説していきます。

メニュー内容
1HSK(漢語水平考試験)概要(このページです)
2HSKの級別レベル級と中国語レベルの関係
3HSKの試験用語HSKで使う試験用語
4HSK試験対策HSKの勉強方法、教材紹介
5HSKの資格効果HSKは何に役立つのか
6HSKKについて口頭試験について
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HSKの概要

HSKとは汉语水平考试のピンイン「Hànyǔ Shuǐpíng Kǎoshì」の頭文字から来ています。この試験は母語が中国語ではない人の中国語能力を測るためにつくられた中国国家公認の試験です。ここでいう母語が中国語でない人とは、「外国人や華僑、中国国内の少数民族」のことです。

HSKは中国の大学の学部本科や大学院レベルに留学する際に、中国語レベルを証明するものとして必要となります。(語学研修生として留学する場合は必要ではありません)。また、中国国内や中国関係企業に就職する際にも必要となる場合があります。試験結果は中国語能力を公的に証明する証書として世界中に広まりつつあります。

HSK(漢語水平考試験)の基本情報
主催機関中国教育部直下の国家汉办/孔子学院总部
等級分け1級(最低)、2級、3級、4級、5級、6級(最高)
問題形式リスニング、読解、作文(1級と2級はリスニングと読解のみ)
解答形式リスニングと読解は選択マーク式、作文は記述式
出願方法自分の受けたい級を選んで出願
合格基準合計得点60%以上で合格
公式サイト日本国内受験:http://www.hskj.jp/
中国国内及びその他海外受験:http://www.chinesetest.cn/

基本的な情報の解説は公式サイトにお任せするとして、当サイトでは、公式サイトの情報ではわかりにくい部分を解説していきます。

旧試験との違い

HSKは2010年に問題形式の変革が行われました。したがって、現行の試験を「新HSK」と呼んだり、一方で以前の試験を「旧HSK」と呼ぶこともあります。「旧HSK」と「新HSK」の最大の変革点は、出願方法と成績評価方法にあります。

「旧HSK」は「基礎」「初中等」「高等」の三つの中からどれかを選んで出願し、得点に応じて級、及び成績証明書(水平証書)を獲得するという成績評価方法でした。「基礎」を受験すると、得点数に応じて1級・2級・3級のいずれかの評価を獲得できますが、証書は発行されませんでした。「初中等」を受験すると、得点数に応じて3級・4級・5級・6級・7級・8級のいずれかの評価を獲得でき、さらに級に応じて初級水平証書・中等水平証書を発行してもらえました。「高等」を受験すると、得点数に応じて9級・10級・11級のいずれかの評価を獲得でき、さらに級に応じて高級水平証書を発行してもらえました。

級がたくさんあって、さらに証書の存在もあり、「初中等(あるいは基礎・高等)における得点数が何点です」と「何級です」と「何何水平証書をもっています」と3つの評価方法があったのが「旧HSK」です。

一方で「新HSK」の評価方法は、「級」と「その級における得点数」の2つの評価方法がありますが、基本的には 得点数=合否 であるため、評価方法は獲得級のみとなり、とてもシンプルになりました。(ただ、一部の大学の入学条件として、獲得級と得点数が明記されるケースもありますので注意が必要です)

また、特筆すべきポイントとして、級を CEFR (Common European Framework of Reference for Languages ヨーロッパ言語共通参照枠)のレベル分けと対応させたことが挙げられます。この CEFR というのは、ヨーロッパにおける外国語能力の習得度を測る枠組みで、異なる外国語ごとに独自のレベル分けをするのではなく、ヨーロッパにおいてはどんな外国語でも同じレベル分け・評価をしましょう、というものです。レベルの低い方から A, B, C と高くなっていき、さらに A1, A2, B1, B2, C1, C2, と分かれます。つまり、外国語の習得度を初級から上級にかけて、6段階に分けています。

以上を整理すると、以下のとおりになります。

「旧HSK」
出願区分等級証明書レベル
高等11 級高級水平証書 A高い
10 級高級水平証書 B
9 級高級水平証書 C
初中等8 級中級水平証書 A
7 級中級水平証書 B
6 級中級水平証書 C
5 級初級水平証書 A
4 級初級水平証書 B
3 級初級水平証書 C
基礎3 級証書なし
2 級証書なし
1 級証書なし低い

※3級が2つありますが、「旧HSK」では、「基礎」の最も高い級は3級でしたが証書が発行されませんでした。「初中等」で3級を獲得すると、初級水平証書C が発行されました。

「新HSK」
出願区分等級CEFRレベル
6 級6 級C2高い
5 級5 級C1
4 級4 級B2
3 級3 級B1
2 級2 級A2
1 級1 級A1低い

もう一つの変革点としては、「旧HSK」では試験の一部にあったスピーキングのテストが、「新HSK」からはなくなったこと、正確に言うと、別試験に分かれたということです。

HSKK(漢語水平口試考試)について

「旧HSK」には試験問題としてスピーキングが標準で課されていました。カセットテープに自分の話を録音して提出するという解答形式です。「新HSK」ではスピーキングの問題はなくなり、HSKK(汉语水平口试考试)が別試験として実施されるようになりました。

「新HSK」は単独で中国語の検定として成り立っており、「新HSK」で級を獲得すれば、単独で中国語の能力証明として効果があります。HSKK(口試)は別試験ですので、同時に受験しなければならないとか、HSKK(口試)にも合格しないと中国語能力の証明にはならないということはありません。つまり、HSKK(口試)は受験しなくとも、「新HSK」のみ合格すれば、中国への留学等の中国語能力証明としては十分です。

※以降、当サイトでは特に断りのない限り、現行の試験を単に HSK 、旧来の試験を 旧HSK 、スピーキングの試験を HSKK と記載します。

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