方向補語

さあ、中国語最大の難所、方向補語の解説を始めます。この方向補語を使いこなせたら、中国語の表現の幅が抜群に広がります。

なぜ方向補語が最大の難所かというと、漢字の意味でだいたい想像できる意味以外に、字面からは想像しにくい意味をもっているからです。そして中国人ネイティブは意識せずにこの方向補語を使いこなすことができるのですが、私たち外国人にとっては、慣れないとかなり使いにくいからです。逆にいうと、努力して方向補語を使いこなせるようになれば、ネイティブと遜色ない表現を言うことができるということです。

スポンサーリンク

単純型方向補語と複合型方向補語

各文法書の分類の仕方はそれぞれ異なりますが、ここでは管理人独自の分類方法で分けます。大きく単純型と複合型の2つに分けてみましょう。

分類形式構造
単純型結果補語形式(動詞)+(方向補語:一文字)
可能補語形式(動詞)+得 / 不+(方向補語:一文字)
複合型結果補語形式(動詞 / 形容詞)+(方向補語:二文字)
可能補語形式(動詞 / 形容詞)+得 / 不+(方向補語:二文字)

簡単に解説すると、動詞の後ろに一文字の方向補語を置くのが単純型です。単純型方向補語は全部で10種類あります。「来・去・上・下・进・出・回・过・起・开」です。「(動詞)+」の代表的な意味は「~して来る」、「(動詞)+」は「~して行く」です。带来ならば「持ってくる」、带去なら「持って行く」という意味になります。また、間に得 / 不を挟み、「(動詞)+得 / 不+(可能補語)」と同じ意味になります。进得去なら「入っていくことができる」、出不来なら「出てくることができない」という意味になります。もちろん、それぞれ字面から想像しにくい他の意味もありますので、次ページから紹介していきます。

複合型は動詞あるいは形容詞の後ろに二文字の方向補語を伴った形です。動詞のと方向補語の出来となるのが単純型で、複合型はさらにその前方に動詞を置きます。说出来(言葉に出して言う)想起来(思い出す)のようになります。単純型と同じく可能補語の形式をとることができます。動詞あるいは形容詞の後ろに得 / 不がきて、それから二文字の方向補語を置きます。说得出来なら「言葉に出して言うことができる」、想不起来なら「思い出すことができない」という意味になります。複合型も単純型と同様、字面から想像しにくい他の意味もあります。

※複合型は「動詞+単純型方向補語」の前にさらに動詞を置きますが、必ずしも全ての「動詞+単純型方向補語」が使えるわけではありません。複合型をとれる「動詞+単純型方向補語」は「上来・上去・下来・下去・进来・进去・出来・出去・回来・回去・过来・过去・起来」の13種類です。

以下、単純型と複合型について順番に詳しく見ていきましょう。

メニュー内容
1単純型方向補語一字の方向補語
2複合型方向補語二字の方向補語

ホーム / 中級中国語トップ / 単純型方向補語へ

このページをシェアする

スポンサーリンク