日本語と異なる意味

漢字の起源は中国です。日本でも古代に中国から伝わった漢字が使われています。また、近代では哲学民法のように、西洋伝来の言葉を日本語に訳し、それが逆に中国に伝わったものもあります。

中国語も日本語も共通の文字である漢字を使用するため、中国語を全く知らない日本人でも、中国語の字だけを見ていればなんとなく意味が分かることもあります。また、中国語を学んだことのない日本人と日本語を学んだことのない中国人が会話する場合でも、筆談という手段である程度のコミュニケーションが成り立ちます

このように共通文字の漢字はとても便利です。漢字を理解できる文化圏の人々は、相手の口で発する言葉がわからなくとも、文字ベースでの会話ができるからです。しかし、一部の漢字では、同じ漢字を使った語句でも両言語で意味が違うことがあります。ここでは、日本語と中国語において同じ漢字でも意味が違う単語をピックアップして解説しましょう。

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意味の違う単語

日本語と中国語では同じ漢字でも大なり小なり違いはあります。全ての違いを挙げたらキリがありません。ここでは大幅に意味が異なる、筆談したときに誤解を生んでしまうような漢字を集めました。

日本語読み日本語の意味中国語ピンイン中国語の意味
依頼いらい頼む、お願いする依赖yīlài頼る、当てにする
拜托bàituō)が日本語の依頼にあたる。
結束けっそく団結する结束jiéshù終了する
团结tuánjié)が日本語の結束にあたる。
経理けいり会社の会計经理jīnglǐ支配人、マネージャー
财务cáiwù)が日本語の経理にあたる。
愛人あいじん爱人àiren夫あるいは妻
情人qíngrén)が日本語の愛人にあたる。
新聞しんぶん紙の定期刊行物新闻xīnwén(報道される)ニュース
报纸bàozhǐ)が日本語の新聞にあたる。
いのししイノシシzhū豚(ブタ)
野猪yězhū)が日本語の猪にあたる。
馬鹿ばか人を罵る言葉马鹿mǎlùアカシカ(シカ科の動物)
浑蛋húndàn)が日本語の馬鹿にあたる。
迷惑めいわく不利益や不快感を被る迷惑míhuò惑う・惑わす
麻烦máfan)が日本語の迷惑にあたる。
読書どくしょ本を読む读书dúshū学校へ通う
看书kànshū)が日本語の読書にあたる。
風流ふうりゅう趣のある风流fēngliúふしだらな
雅致yǎzhì)が日本語の風流にあたる。
無料むりょう料金がかからない无料wúliào材料がない
免费miǎnfèi)が日本語の無料にあたる。
真面目まじめ本気・真剣であること真面目zhēnmiànmù本当の姿、真相
认真rènzhēn)が日本語の真面目(まじめ)にあたる。

※補足:中国語の读书は日本語の「読書」と同じように「本を読む」という意味を指すこともありますが、「本を読む」という意味では看书の方をよく使います。中国語の风流には日本語の「風流」とほぼ同じ意味もありますが、「色ごと」という意味もあることを覚えておくとよいでしょう。また、使用頻度はかなり低いのですが、日本語の「真面目」を「しんめんもく」と読むと、中国語の真面目と同じ意味(本当の姿、真相)になります。

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