淘宝の転送サービス「集運」で中国から書籍を買ってみた~1注文編~

日本にいて中国から本を購入する方法はいろいろある。アマゾン中国1で日本への発送ができるようになっているので、そちらを利用する方法が最も手っ取り早いだろう。ただ、アマゾン中国の日本向け送料はべらぼうに高いため、緊急に必要になった本をできるだけ早く手に入れたいという時以外は利用しづらい。

淘宝网2でなんかやってないかなと探したら公式に海外向け転送サービスをやっているようだったので試してみた。

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淘宝集運

淘宝の公式転送サービスは淘宝集運(中国語:集运 jíyùn)と呼ばれている。淘宝じたい、楽天のような多くの小売店舗が参加しているネットショップであるが、この淘宝集運というのは複数の店舗からの荷物を中国国内の1つの倉庫に集め、そこから海外向けに発送してくれるサービスだそうだ。転送料を調べてみるととんでもなく安い。日本向け転送料はなんと1kg39元から!中国在住時に中国から日本へEMSで書類を1枚送るだけで115元かかっていたので、そこから考えると破格の安さである。

参考までにアマゾン中国の日本向け送料3を見ておこう。海外标准服务订单(FedEx)で1冊あたり110元、 海外航空快递订单(DHL)だと1つの梱包で100元+1冊あたり70元である。1~2冊だとFedExの方が高いが、3冊以上はDHLの方が安い。とはいえどちらも2冊で3千円以上で、重さではなく冊数でどんどん高くなるので、配送料にしては割高感がある。

淘宝のヘルプを見ると、日本向け転送を2つの業者が請け負っており、それぞれの転送料は次4のとおり。

業者名価格
4px(中国語:递四方1kg39元から、以後0.5kgごとに10元
Prouter(中国語:酷悠悠1kg42元から、以後0.5kgごとに9.5元

この送料のみを見れば、仮に4pxという業者で2kgの荷物を転送してもらうとすると転送料59元(=39元/1kg+2×10元/0.5kg)ということになる。最大重量や最大サイズの制限はあるものの、書籍数冊であればその制限に引っかかることはないだろう。物は試しとばかりさっそく使ってみた。

淘宝ユーザー登録から注文まで

ユーザー登録は中国語で注册という。淘宝のページの最上部にあるのでそこをクリック。

すると携帯電話番号を入力する画面が出現する。日本からのアクセスだと日本の国番号がすでに選択されているので、ここで自分の携帯電話番号を入力しよう。日本の国番号「+81」の次はふつうゼロを入れないので、090-XXXX-XXXXならば90XXXXXXXXのように入れれば良いと思う。

その後ユーザー情報を入力して登録完成だ。

注文はふつうのインターネットショッピングサイトと大差はないが、ひとつ注意すべきは淘宝が複数の売り手の集合体ということだ。どの売り手から何を買うか、注意して商品を決めよう。中には個人が副業でやっている売り手も含まれるが、天猫(Tmall)5に登録されているお店は信頼度が高い。トラブルを避けるためになるべく天猫のお店を選ぶと良いだろう。

ということで信頼のおけそうな2店舗(ひとつは有名出版社の直営店)で8冊注文し、決済(中国語:结算 jiésuàn)へ進んでみる。ユーザー情報で日本の住所で登録しておくと、集運業者のアドレスがデフォルトで表示されるようだ。とりあえず4pxの住所を選択し、最下部の注文確定(中国語:提交订单 tíjiāo dìngdān)をクリック。

すると淘宝の決済システムであるアリペイ(中国語:支付宝 Zhīfùbǎo)へ飛ぶ。设置支付密码(支払いパスワードを設定)のところで6桁の暗証番号を決めることになる。ここで決める暗証番号は忘れないようにしておこう。

次にクレジットカードのカード番号を入力する画面が現れる。現状でVISA、マスター、JCBが使えるようだ。日本発行のクレジットカード番号を入力すると問題なく次に進むことができた。

そしてクレジットカードに登録してある自分の名前や住所をここで入力する。すべて英語で入力しよう。たとえば「郵便番号101-1234 東京都神戸市奈良区佐賀1-3-5トキワ荘101号室」という住所なら上記のように入力するとよい。最後に「保存以上卡信息,下次付款无需输入(カード情報を保存、次回支払時に入力不要)」のところのチェックをはずす。毎回入力するのが面倒という方はチェックを入れておいても良いが、私は以前淘宝のアカウントを乗っ取られたことがあるので、ここは安全を考慮してチェックをはずしておいた。

そして最後の決済確定(中国語:确认付款 Quèrèn fùkuǎn)をクリックすればクレジット決済が完了する。海外クレジットカードでの支払いには3%の決済手数料が課されるところには注意が必要だ。

注文に必要なもの

ここで淘宝の転送サービスに必要なものをまとめておこう。

必要なもの
1日本の携帯電話番号
2クレジットカード

ユーザー登録やユーザー情報の変更の際、最初に入力した携帯電話番号宛てにSMSが届き、認証番号を入力する仕組みになっている。発信元番号は中国ではなく東京03になっていたので、特に中国国内の携帯電話番号が必要とかそういうことはない。あと必要なのは簡単な中国語を解する能力だろう。インターフェースは中国語であり、トラブル発生時の問い合わせも中国語になることは承知しておきたい。

さて、注文が完了したら、各店舗から中国国内の集運倉庫へ届くのを待つだけだ!と安心したのもつかの間、その後トラブルが続々と発生することになったのである…(続く)。

脚注

  1. 亚马逊 amazon.cn:アマゾン中国ウェブサイト
  2. 淘宝网:淘宝ウェブサイト
  3. 亚马逊-海外客户订购指南-配送费和时间を参照。2017/6/16時点。
  4. 淘宝网-日本官方物流价格及材积限制を元に作成。2017/6/16時点。
  5. 天猫 TMALL.COM:天猫ウェブサイト。淘宝と同じアリババグループ。サイトデザインやドメインが異なるがユーザー情報は淘宝と共有される。

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