淘宝の転送サービス「集運」で中国から書籍を買ってみた~2トラブル編~

前回は淘宝で注文したところまで、順当に行けば注文した品物が中国国内の集運倉庫に届き、倉庫で検品作業が終わったら淘宝で転送料の支払い処理をする、そして後は日本へ届くのを待つだけ…のはずだった。しかしここから立て続けにトラブルが発生することに…。

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配送状況の確認は淘宝アプリで

まずは今回の商流を見ておこう。

ショップA(所在地:北京)で書籍6冊、ショップB(所在地:杭州)で書籍2冊を購入し、それぞれのショップが中国国内の集運倉庫(所在地:東莞)向けに発送する。集運倉庫に届いた荷物は転送業者(今回は4pxを利用)によって1つの荷物にまとめられる。集運倉庫でまとめられた荷物は航空便を経て日本国内へ届けられる。転送業者が4pxの場合、現状で日本国内は佐川急便が配送を担当しているとのことだ。

スマホに淘宝のアプリを入れておけば、查看物流(配送状況の確認)を見るとほぼリアルタイムで購入した荷物がどこにあるかわかるようになっている。注文じたいもアプリからできるが、今回は注文をPCでやり、その後のチェックをアプリでやった。

まずはショップBの書籍2冊が発送され、続けてショップAの書籍6冊が発送された。そこまでは順調だった。

トラブル1:ショップBの本が1冊足りない!?

まずショップBの2冊が発送から集運倉庫着まで3日かかった。アプリの配送状態を見てみると荷物が倉庫に到着したことがわかったが、なぜか状態がまだ运输中(配送中)のままになっており、缺件少件と出ている。これだけの情報では何が起こってるかわからなかった。PCのブラウザでログインしてみると、ショップBの注文データに入库异常(入庫異常)の表示が。

入库异常のとなりに处理异常(異常を処理する)とあったのでクリックしてみると、缺件少件の表示とともに注文した本が1冊だけ写ってる写真がアップされていた。ここでやっと状況を理解、ショップBから2冊届くはずの荷物が1冊しか届いておらず、淘宝のシステム上エラーになっていたようだ。

淘宝のシステム上、この状態から次に進めるためには接受异常件(異常を受け入れる)のボタンしかない。つまりこの状況を受け入れることしかユーザーからのアクションができないようになっている。ということは、別途ショップBとの交渉を自分でやらなければならない。

PCからなら↑のようなマークをクリックすると、ショップとチャットができる。アリババのソフトを入れることを提案されるが、ブラウザのみでも問題ない。この水滴のような顔が水色の時はショップ側がオンラインになっており、グレーの時はオフラインになっている。幸いショップBのこれが水色になっていたので、状況を連絡した。

とりあえず注文書番号と、全部で2冊のはずが1冊しか入ってなかった件を伝える。するとショップ側は「我查查(ちょっと調べてみる)」との答え。そこから返事がないのでたぶん調べてないんだろうなと想像し、返金してもらえるかと要求、すると返金OKとのことで、淘宝のページに戻り返金申請をした。1冊足らなかった分の返金交渉はあっさり成立したので、淘宝の集運ページに戻り、接受异常件のボタンを押した。これでショップBの荷物は1冊欠けることになったが転送処理が可能な状態になった。

ショップBへの返金申請はショップ側で3日間判断を保留できるようだ。2日後にショップ側で受け入れの処理をしたとアプリから通知があった。あとでクレジットカードの利用明細を見て確かに返金されていることを確認できた。

トラブル2:ショップAの荷物が届かない!?

次はショップAの荷物である。発送日は杭州のショップBと同じだったが、北京から東莞への輸送だったせいか1日遅れで入庫した…かに見えた。アプリで配送状況を確認すると、注文書のステータスは运输中(輸送中)となっており、物流情報は已收入(受け取り済み)になっている。念のため物流会社のウェブサイトでトラッキング番号を入力してみるとこちらも「お届け済み」と表示されている。淘宝のシステム処理が遅れてるのかなと思い、1日くらいそのままで放っておいた。

しかし、1日たっても何の変化もないため、淘宝の客服(カスタマーサービス|客户服务の略)にチャットで状況を尋ねてみることとした。以下、何度かやり取りした記録を時系列で列挙しよう。

倉庫到着客服の返答
当日(何もせず様子見)
+1日「もう少し待ってれば集運システムに反映されるので待っててね。」
+2日(とりあえず待つ)
+3日「数量制限を超えたので転送できない。」

2回目の問い合わせ時にいきなり数量制限なる言葉が登場する。4pxの説明ページ1には重量制限やサイズ制限は書いてあるが、物品の数量制限は書いてない。「注文書の数は20件まで」という制限は目に入るが、今回の注文では2件の注文を1つの荷物にまとめるだけなので、その制限にも引っかかってないはずだ。

客服に理由を聞くと、「物品ごとの数量制限があってね」と内部資料らしき表を見せられる。それには確かに物品の種類ごとに数量制限が記載されている。曰く書籍だったら同じタイトルの書籍は2冊まで、違うタイトルの書籍でも5冊までというルールらしい。今回の注文はそれぞれ異なるタイトルの6冊だったため、5冊制限に引っかかったというわけだ。解決策としては淘宝のシステムから返品指示を出していったんショップAに返品、再度冊数を5冊以下にして入庫させるしかできないとのこと。なら最初から制限を明示しておいてくれよと思ったが、どうしようもなさそうだったのでいったんはショップAに返品可かどうか聞いてみることにした。

ショップAにチャットで返品について聞いてみたが案の定返事がない。しょうがないので返品指示だけでも出しちゃうかと思い、淘宝の集運ページから返品指示を出そうとするがそもそも入庫処理されてないので次の指示を出せないようになっている。再度客服に聞いてみるが「海外担当はもう退勤してしまいました」との返答。仕方なく次の日へ持ち越す。

次の日(倉庫到着当日+4日)に淘宝の客服に連絡する。再度いちから状況を説明、転送業者が「返品してくれ」と言ってるが淘宝のシステムで入庫処理されてないのでそもそも返品指示を出すことすらできないと伝えた。たまたま有能な客服が担当してくれたせいか、転送業者にたらいまわしにせず、転送業者との間に立って調整してくれる。なにせショップBの注文も異常だったせいで、話がごっちゃになり、いろいろとかみ合わない部分もあったが、なんとか状況を理解してもらい、システム上の入庫処理が完了した。

最後に私が「これで返品できるようになったんですね」と言うと客服「いえ、これで転送できるようになりました」と返答。冊数問題はどこへ行ったのか?なんだか狐につままれた気分になったが、ともあれショップAとショップBの注文を1つにまとめて転送処理を進めることができた。最終的に書籍7冊の転送で送料49元ということになり、クレジットカード決済をして手続きが完了した。

淘宝「集運」の書籍転送事情

数量制限について、転送業者は「日本の税関の管理が厳しいから」と言ってたが日本の税関がそんな制限をしてるのだろうか。おそらくは商業目的で大量に転送することを防ぐために転送業者が内部ルールとして独自に設定した数字だと思う。物品によって数量制限があること、またその詳細はどこにも明示されてないので、淘宝公式の転送サービスを使いたい方は事前に客服へ問い合わせしておく必要があるだろう。

なお後日、もう一社の転送業者であるProuter(中国語:酷悠悠2に書籍の数量制限に聞いてみた。答えは「タイトルが同じだろうと違ってようと2冊まで」である。転送料が安いのはいいが、2冊が上限だと1冊あたりの転送料が高くつくため、お得感でいえば4pxの方に軍配が上がると思う。

さて、淘宝のシステム上で転送処理が完了したので、あとは日本へ届くのを待つだけである。(続く)

脚注

  1. 台湾及日本 – 递四方全球转运服务店:4pxの日本向け転送注意事項
  2. 酷悠悠 PRouter:Prouterの淘宝ショップページ

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