中国の旅先で淘宝ネットショッピング~荷物の代理受取りサービス「菜鳥驛站」を試してみた~

淘宝でネットショッピングした荷物を日本に転送してもらう集運集运 jíyùn)というサービスについては以前このブログでも書いた1。今回は中国国内の荷物代理受取りサービスである菜鳥驛站菜鸟驿站 Càiniǎo yìzhàn)を試してみた話だ。※2017年8月時点の情報です

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淘宝の代理受取りサービス

淘宝には荷物の代理受取りサービスがある。アリババグループの菜鳥網絡科技有限公司驿站と呼ばれる荷物代理受取り所の加盟店により提供されるサービスだ。淘宝での購入者が自宅や仕事場での受取りができない場合、淘宝から発送された荷物を驿站が代理で受け取り、購入者は自分の都合が良い時に驿站へ行って荷物を受け取るという仕組みになっている。

日本でもコンビニ受取りができるインターネットショッピングサイトもあるが、そのようなイメージと同じである。ただ、この驿站はコンビニでなくともよく、菜鳥網絡社による審査に合格しさえすればどんな業者でも、また個人商店でも加盟できるようだ。

中国在住者が利用するサービスではあるが、これは旅行者としても利用できるのではないか?…そう思い、早速試してみた。

注文の仕方

淘宝での注文の仕方は簡単だ。ショッピングカートに商品を入れて配達先を指定、決済を進めるだけなのだが、この配達先の指定の段階で、住所ではなくて代理受取り場所を設定すればよい。

旅行先で受け取る場合、まず淘宝で自分の配送先住所(我的收货地址)に泊まるホテルの住所を登録する。そしてデフォルトの住所(默认地址)をそのホテルの住所にしておこう。そうすると、驿站を選ぶ段階でホテル周辺の代理受取り所が出てくるので、取りに行くのに便利そうな場所を選んでみよう。リストにはホテル住所からの距離も出てくるので、その距離を目安に選ぶと良いだろう。

驿站を選択するには現地の携帯電話番号が必要である。淘宝のシステム自体は日本の電話番号だけでも注文はできるのだが、代理受取りを使う場合はやはり中国現地のSIMカードが必要になるのだ。あとは注文時の名前をどうするか迷ったが、受取りはSMS送信された受取りコードが必要になるのみらしいので、日本語の名前を簡体字入力しておいた。

注文が完了したら後は届くのを待つのみである。

荷物の受取りその1~なぜか指定した受取り場所がズレた?~

蘇州に泊まっている間、全部で3件の注文を3箇所の代理受取り所にやってみた。まずは1箇所目、初めての受取りはうまくいくだろうか。

まず注文してから数日後、携帯電話に荷物の到着を知らせるSMSが届いた。SMSには荷物の受取りコード(提货码 tíhuò mǎ)として6桁の番号が記載されている。荷物の追跡ができる菜鸟裹裹というアプリをスマホ(iPhone)に入れておいたのだが、そのアプリと淘宝のログイン情報をひも付けておいたら、アプリの方にも通知が来た。受取りコードは6桁の数字になるようである。さっそく、代理受取り場所に向かった。

蘇州には最近ファミリーマート(全家便利店)が数多くの店舗を開いている。ファミリーマートは驿站対応している店舗が多い。今回の受取り場所に指定したのもファミリーマートだ。観前街近くの店舗に行くと、入店時の音も日本そのまま、雰囲気も日本のファミマそっくりである。それほど混んでなかったのでレジの人に「你好,取快递」と言ってみた。すると「哪个快递公司?你叫什么名字?」と配送会社と名前を聞かれる。配送会社名がすぐ出てこなくてアプリから探し出すのにあたふたしてしまった。店員はレジの奥にある荷物を探したがどうもないというので、菜鸟裹裹のアプリ画面を見てもらう。アプリの画面を見た店員は「ここは干将东路一店なんだけど、あなたの荷物は干将东路二店に届いてるね。二店相门のところにあるよ。」と言う。げげっ、相门といえば今いる場所から地下鉄1駅分離れているではないか。

注文時に何かアプリの操作ミスがあったか、ただの私の勘違いか、ホテルから数百メートル離れた場所を指定したつもりが、2kmほど先の店舗を受取り場所に指定してしまったようである。

地図アプリを頼りにファミリーマートの干将东路二店へ到着。同じように「取快递」と伝え、今度は最初からスマホを見せて菜鸟裹裹のアプリ画面を見てもらった。アプリ画面に配送会社名と配送番号が出ているので、それを見てもらった方が話が早い。すぐに探してくれて、やっと荷物が出てきた!荷物の受取りコードを聞かれたが、アプリの画面に表示されているのでそれを見てもらった。ファミマの場合、レジと連動しているらしく、レジに受取りコードが入力され、手続き完了。そのまま受け取ってホテルに戻った。

初の代理受取りサービス利用で、想定していないことを聞かれたり受取り場所指定ミスがあったりといろいろと慌てふためく場面があったが、最終的には無事荷物が受取りできて良かった。

荷物の受取りその2~スムーズに受取り完了~

次に2箇所目。2箇所目もファミリーマート、しかし別の店舗での受取り。こちらはいちど経験している上に指定場所のミスもなく、スムーズに受取りすることができた。

荷物の受取りその3~受取り拒否!?~

最後に3箇所目。ここはうまくいかず、なんと受取り拒否されてしまった。特殊なケースとは思うが、順を追って見てみよう。

淘宝からはアマゾン中国の書籍が注文できる。淘宝のアプリからアマゾン中国書籍販売のショップページから注文、受取り場所を驿站に指定した。アマゾン中国から書籍が発送され、驿站まで配送、そこまでは良かった。

蘇州から日帰りで上海に行っている最中に見知らぬ番号から携帯電話に着信があった。着信に気づかず通話することはできなかったが、すぐにSMSが届いた。

内容を見るとアマゾン中国の荷物を届ける配送員からの電話だったらしい。SMSには「荷物を受け取ってくれる人がいない」などと書かれている。すぐに電話を掛けて状況を聞くと「配送先の人がアマゾンからの荷物は受け取らないって言ってるんだけど、どこに届けたらいい?」とのこと。「いやそれ淘宝から注文した荷物なんだからアマゾンがどうこうとか関係ないでしょ」と言ったものの、配送員からは「でも先方は“アマゾンの荷物の代理受取りサービスはやってない”と言ってるんだよね」と。うーん、どうも淘宝にアマゾンのショップがあることが知られてないらしい。ちゃんと淘宝のシステム上でトラッキングできてるんだから、驿站が受取り処理をやってくれれば済む話なのだが。電話で言い合っていても仕方がないので、配送員には次の日に蘇州のホテルまで届けてほしいと伝えて電話を切った。

さて次の日、前日に蘇州のホテルまで届けてくれと伝えておいたものの、ホテルの住所は伝えてないし、配送員からも連絡は特にない。菜鸟裹裹のアプリを見ると、朝方配送に出発したようだが、いつ届けてもらえるのかわからないため、こちらから配送員へ電話を掛けることにした。菜鸟裹裹のアプリには当日の配送員の携帯電話番号が表示されている。案の定前日の電話番号とは違っているようだ。早速電話をしてホテル名を伝える。有名なホテルではないのだが配送員はホテル名を聞いてすぐに「わかった」と。そして「ホテル入口に着いた」と電話があったのでホテルの入口に行くも配送員の姿は見えない。複数あるチェーン店だったので、別の場所へ行ってしまったようだ。住所を伝え、ホテルの入口で待っていると、やっと配送員が来た。配送員は私の姿を見るや「是你呀」と言いつつニコニコしながら荷物を渡して去って行った。

なんかいろいろと確認しなくていいのかと思ったが(笑)、とりあえず受け取れたので万事OKである。

菜鳥驛站の旅行中利用まとめ

今回、旅のさなかに代理受取りサービスを利用するということを試してみたのだが、メリットと注意事項をまとめてみた。

メリット ・旅先に驿站があれば淘宝でネットショッピングした荷物を受け取ることができる
・書籍などネット価格で購入可能
・日本への配送料など集運と比べ余計な費用が不要
注意事項 ・利用には中国現地の携帯電話番号が必要
・トラブル発生時には配送員と電話のやりとりが発生する
・配送日数はショップにより様々で、翌日に届くのもあれば4日かかる所もあるため余裕をもって注文する必要がある

システムのフローどおりに事が運べばとても簡単で便利なサービスだ。驿站ではアプリの画面を見せるだけで受取りもできるため、ネットショップで注文できる程度の易しい中国語力だけで利用することは可能である。しかし、トラブル発生時には配送員と電話だけで話す必要性があることは覚悟しておいた方がよいだろう。

以上、旅先で淘宝の代理受取りサービスを試してみた話でした!

脚注

  1. 淘宝の転送サービス「集運」で中国から書籍を買ってみた~1注文編~ / 淘宝の転送サービス「集運」で中国から書籍を買ってみた~2トラブル編~ / 淘宝の転送サービス「集運」で中国から書籍を買ってみた~3到着編~

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