中国の携帯電話番号を月額6元で維持できるSIMカードの後日談

昨年7月に上海で現地の携帯SIMカードを契約してきたのだけど、その保証金(押金)について、前回の記事1にはこう書いた。

日本でSMSを受け取りたいので、国際ローミングを開通できるか聞いてみたところ、300元の保証金(押金 yājīn)で開通できるとの返答。その保証金は1年後に携帯料金へ移行されるそうだ。300元を現金で支払い、国際ローミングを開通してもらった。

窓口の担当者は確かにこのように語ったと記憶しているのだが、1年たってみてもいっこうにチャージ金額の残高が300元増えることはなかったのである…。

この携帯電話SIMカードの維持料金・通話料金は前払いの事前チャージ方式で、1日あたり0.20元が差し引かれていき、1ヶ月あたり約6元の維持費になるというものだ。国際ローミング開通時に支払った300元がチャージ残高へ移行されれば、あと4年ほどほっとけるかなといった皮算用をしていたが、とんだ誤算であった。

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カスタマーサービスへ連絡

せっかく払った300元がなかったことにされては困ったものだ。「どこに連絡したらいいかなぁ」と中国聯通のホームページ(中国联通网上营业厅)を見ると、「客服(カスタマーサービス)」のアイコンが見えたのでそこをクリックしてみた。すると、チャットのウィンドウが開き、そこで質問ができるようである。

しかし、最初の会話で表示されていたのは「Hi,我是智能客服沃宝」で、どうもAI回答のチャットらしい。とりあえず300元の保証金はどうなってるのかとチャットに打ち込んでみると、さすがにAIでは回答できないようで、すぐに人(人工服务)に替わった。

保証金移行の条件

さて、“人”のカスタマーサービスに状況を説明すると、回答は次のとおりであった。

  • 国際ローミングを停止しないと保証金は移行されない。
  • 保証金の移行は国際ローミングの停止から2帳簿期間後(两个账期一个账期は1ヶ月)で、今停止したら11月の账期にチャージ残高へ移行される。
  • 国際ローミングを停止してから再度開通したい場合はまた300元が必要。

つまり、保証金は国際ローミングを停止しないとチャージ残高へ移行されないということらしい。

1年前の窓口担当者が説明した内容とは全く異なる内容で、憤りを隠せないのだが、担当者ごとに言うことが違うのはまあ中国ではよくある話。なので、たとえ今国際ローミングを止めても今回の回答どおりに保証金が移行される確証もないのだ。元の月額維持費が安いからしょうがないとはいえ、300元が死に金になってしまうのは残念だ。

中国の携帯電話料金はチャージした後の返金は不可なので、保証金がチャージ残高へ移行されたとしても、それが現金として使えるわけではない。最近はネットサービスの会員費などに充てることもできるそうなので、いっそのことこのカードでは国際ローミングを停止してそちらも考えてみるか…などと少し対策を練っとくことにした。

脚注

  1. 中国の携帯電話番号を月額6元で維持できるSIMカードを契約してきた話(携帯電話用語集付) https://yuwen.jp/trip-husu-170811

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